クロントイ幼稚園〜スラム街で育つ子供たち〜
クロントイ幼稚園は、バンコク最大のクロントイスラムの中にあります。
クロントイスラムは、地方から出てきた人たちが、土地を持つことができず、ぬかるんだ川沿いの場所に不法に住みついたところ。
現在でも、10万人ほどの人がいるそう。
以前麻薬王がここで捕まったことから、バンコクの中でも悪いイメージで、あまり一人では行かないほうがよい地域です。
そのスラムの中にあるクロントイ幼稚園は1974年にタイキリスト教会によって設立されました。
子供をあずかり、親が仕事をするのを支援するためです。
親の生活は、出稼ぎや日雇い労働、バイタクの運転手などです。
しかし実際は、親の麻薬中毒や離婚、暴力などのトラブルで、親と一緒に住めない子供も珍しくないそう。
一日20バーツの給食費、年間2000バーツの制服や教材費も払えない家庭も多いのです。
そんな子供たちのために、35年前からボランティア活動をしている団体が、クロントイ幼稚園ボランティアグループ。
月1回の幼稚園訪問で、園児たちとリサイクル工作を行う活動や、親や先生たちの自立支援のためのビーズ細工の制作指導、チャリティーバザーなどを行っています。
今日は、日本人会女声コーラスのメンバーで幼稚園訪問に同行させていただき、子どもたちと一緒に歌ったり遊んだりしてきました。
女声コーラス体験会〜一緒に歌いませんか?〜 - マーサのLet's enjoy Bangkok💓
園庭を囲む園舎。
立派な遊具や、
サッカーコート、バスケットボールコートもあり、スラム街の中にあるとは思えないほど明るくて立派な印象。
教室の中には絵本や、
ままごとキッチン、工具セットなどちょっとびっくり!
ほとんどは寄付されたものだそう。
英語の勉強もしているのかな?
塗り絵の作品もかわいい!
さて子供たちが入ってきて、歌を披露しました。
「ぞうさん」「アイアイ」「ドラえもんの歌」の3曲です。
「アイアイ」は、子供たちが私達の振りを真似して一緒に踊りました。
お礼に、子供たちから歌のプレゼント。
超かわいい〜♥
その後、折り紙でロケット作りを手伝いました。
完成したロケットに大喜び。
そしてトイレットペーパーの芯にくっつけて、
ゴムの付いた棒を引くと、ロケットがピョーンと飛ぶ工作の出来上がり。
しばらく、園庭で子供たちと遊びました。
とても人懐っこい子たちばかりで、こちらにちょっかいをかけてきたり、ハイタッチをしてきたり。
私はタイ語がほとんどできないので、日本語で話しかけちゃう (*^^*)
追いかけっこやロケット飛ばしをして、言葉が通じないことなんて、お構い無しで遊びました。
ふと見ると、ヘットボトルの山。
売って現金収入にするそう。
そして遊んだあとは、子供たちとお別れし、事務所へ。
こちらには、バザーで売るものがストックされています。
かわいいビーズのピアスやネックレス。
親や先生たちの手作りで、とってもかわいいの♥
ターコイズのピアスを1つ購入しました(120バーツ)。
こうして購入することで、少しでも支援できれば嬉しいな。
クロントイ幼稚園のチャリティーバザーは、年に3回行われています。
場所は、BTSアソークのインターチェンジタワー。
次回は、11月だそうです。
WOMやニコラボ、バンコクマダムなどのフリーペーパーに日程が掲載されるので、ぜひ皆さんも行ってみてくださいね!
昨年の様子を、はにさんが書いている記事です↓↓
2016年11月クロントイ幼稚園チャリティバザーへ行ってきました。 - タイで楽しく子育て中!!〜ぼっち脱出計画?
純真な子供たちに、こちらが癒されました。
そして、パワーをもらった一日になりました。
この子供たちが健やかに育つことを願っています(*^^*)
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